認知症にならないための3つの約束 「神様がくれたプレゼント!」
認知症の初期状態ってどんなものなのだろう!
「認知症は不治の病」
「アルツハイマー病になったらもうその先はない」
「アルツハイマー病になったら薬剤を使ってわずかだけど少しずつ進行を遅らせるだけ」
このような話を聞いたことはありませんか?
ずっと昔から認知症に関する当然の常識として聞いてきました。
ものすごく不安な気持ちにさせられますね。
でも最近になってこのような定説に大きな変化が起きているようです。
アメリカをはじめとする世界中の研究機関が協力し合って行った「ダイアン研究」です。
日本でも本気で取り組んでいる機関がありました。
この研究によって認知症の一つの大きな原因になっているのが「アミロイドβ」と呼ばれる異常タンパク質が悪さをしているという事が分かったそうです。
アルツハイマー病で亡くなったった方たちの脳を解剖した結果、その方たちの脳を覆っていたのがアミロイドβというベトベトした粘着質の物質で覆われていたっという事でした。
もともと、この物質アミロイドβが認知症の原因ではないかという仮説はいぜんからあったそうです。
これは加齢によって脳にたまりやすくなる脳のごみです。
しかしこれが、どのようにしてアルツハイマー病の進行や発症に関わってきているのかはまだわからないそうです。
「ダイアン研究」ではアルツハイマー病の遺伝子を持つ人たちを集め、まだ症状の発生していない段階からその脳の変化を詳細に観察していました。
そして、驚くことに、このアミロイドβが早い人で25年以上も前から蓄積が始まっていたという事が分かったそうです。
最近、物忘れが少し顕著になってきたという感じがしていませんか?
- つい、置き場所が分からなくなってきた。
- 今、やろうとしていることが分からなくなってきた。
- 鍵をかけたかどうか不安になってきた
- 人の名前が覚えられなくなってきた
など、もっとたくさんの身に覚えのあることを思いまだしませんか?
でも大丈夫です。
それはまだ認知症という事ではないと思います。
つい、うっかりはだれにでもあるのでそんなに気にしなくてもいいという感じがします。
認知症は何らかの原因で脳の神経細胞が壊れるためにさまざまな症状が起こります。
認知症はほんの少し前にしたことを忘れ、しかも忘れたこともわからなくなります。
5分前に食事をしたことを忘れて、また食事をしようとしたりします。
単なる物忘れは脳の老化によって記憶力や思考力が低下していく自然現象で、日常生活に問題はありません。
意識が「ぼー」っとしてはっきり脳に働かせていないだけで記憶というところに意識が行っていないだけでそんなに心配することではありません。
よく昔のことは思い出すけれど今のといっても最近のことが思い出せないというのはだれにもある事ですから。
しかし、認知症は、理解したり、判断したりする力がなくなって社会生活や日常生活にさまざまな支障をきたしてきます。
たぶん、この記事を読まれている方ならば問題ないのかと思います。
認知症が進むとどうなるのか?
認知症が進むと、現在と過去の区別がつかなくなります。近い過去の記憶が消失し、遠い過去の記憶は比較的残ります。
さらに進行していくと言葉の意味も失われ、やがて話が通じなくなります。患者さんが変わっていく姿は、家族にとっては衝撃的で、つらいことです。
初期段階で遅らせることが可能です。
軽度認知障害(MCI)は認知症の初期の段階ともいえる病態です。MCIの早期発見、適切な対処が認知症の予防に有効であることがわかってきました。物を置き忘れたり、しまい忘れたりすることが多くなる/同じ話を何度も繰り返す/何をするのも億劫な気分になり、身嗜みにも構わなくなる/会話についていけなくなる/予定を忘れる/最近の出来事が思い出せない/道に迷うなど、気になる症状があれば、まず主治医に相談することが大切です。
MCIとは? 軽度認知障害は認知症の一歩手前の状態で、MCI(Mild Cognitive Impairment)
軽度といってもやはり、認知症になる可能性はあるわけですから一度お医者さんに行ってみるのも大事だと思う。
将来、自分が認知症になるリスクはあるのかという検査ができる機関もできているようです。
これは私自身が実際に受けてみました。
検査といっても決して難しい検査ではなく血液検査から出るデータ分析なので100%ではないと思いますが自分の将来的な不安のための対処としては不安が少し残りますが、一種の癌の告知のようなものと考えればいいと思いました。
私の検査結果は
将来的に、、、「認知症になる可能性 ポジティブ、、、」
はっきりいって、、「が~~~~~ん、、、、、」でした。
自分の身内には認知症はいないと思っていたからと思いました。
でも考えてみると
母親は早く亡くなっているし、父親も決して長生きしていたわけではないので認知症が発症する前に逝ってしまったのかもしれません。
最初、検査結果を見た時なんとも言えない気持ちでしたが、医師から「はあくまでもデータからのもので必ずしもなるとはかぎりませんが注意を喚起するという意味で、、、」と告げられました。
この検査を受ける前に自分の検査結果で家庭内に不和が生じ、離婚したり争いになったりすることがあるという事を告げられました。
自分の相方が認知症になる不安がぬぐえなければこういう結果もあるもかもしれないと思いました。
こうなると家族との繋がりや信頼関係が一番必要かもしれないと、その時、自分は思いました。
もしなってしまったら、、、
脳卒中、認知症で亡くなる方の割合が厚生労働省の国民生活基礎調査(平成25年度)によれば、要介護、要支援認定者の原因となっている病気の1位は脳血管疾患(脳卒中)で全体の18.5%、2位が認知症で全体の15.8%である。また、要介護者だけに絞ると順位こそ変わらないが、1位(21.7%)という事だがこれは5年前のものだからもっと割合は変わっているとは思うが。
認知症は今のところ治す薬が出ていないのでどうすることもできないのだが、今の段階での話である。
きっと近い将来、必ずや出てくるはずだ。
冒頭で書いた、アミロイドβについての研究結果も出始めている。
だからといって、明日からすぐに薬が出てくるわけではない。
誰でも歳を取れば物忘れが多くなるとは思うが、100歳になっても元気な人は元気だ。自立して自分の力で立ち、喋り、歩いている人もたくさんいる。
この差は何なのだろうかと時々考えてしまう。
単なる、家系だからだろうか?運動していたからだろうか?清貧な生き方をしていたからだろうか?
認知症の最も大きなリスクは加齢だろうとは思うが、これはだれでも同じようなリスクを背負っているはずだ。
要は認知症の危険因子というものをできるだけ遠ざければいい。
口では簡単にいうけれどなかなか難しい。
危険因子といわれているもの
- 喫煙
- 頭部外傷
この二つは注意すれば避けられる
- 糖尿病
- 高血圧
- 高脂血
- 脳血管疾患
これらの病気は若いうちから気をつけていれば遠ざけられる。
こんなことを書くと大変面倒なことだ。
歳を取ってから慌てふためく前にちょっとずつ長い年月をかけてやれば自然な習慣として難しくはないと思う。
病状的なものは遺伝という事も考えられるが、それでもリスクは減らせると思う。
本当に近い将来、医学の進歩と改革は目覚ましいものがある。
癌はもう怖い病気ではなくなった。
初期の段階での治療が優先されるが、認知症とて同じだ。
100まで自分の足で歩行できるように頑張ろう。
認知症という病気は神様がくれたプレゼントだとよく言われる。
いろいろなものを背負いながら生きてきたご褒美にすべてを忘れて解放感を与えてくれたものなのかもしれない。
傍から見ればたんなるボケてる人かもしれないがそういう目で見てあげればそんなに辛いことではないかもしれない。
という映画がかつてあったが恍惚という「心を奪われてうっとりする」素晴らしい心の状態ではないかと思う。
残り少ない人生をほんの数年「恍惚に生きる」、、、
何とうらやましいことか、、
多くのストレスから解放されて、その日、その時を楽しい気分で過ごす。
認知症になったことを悲しむのではなく、むしろ、
神様がくれたプレゼント
という前向きな気持ちをご家族、社会が包容力を持てばきっと優しい気持ちで私たちにも
プレゼントが舞い降りてくるかもしれない。