この映画が見たい!
僕は映画が大好き。
子供の頃から母親に連れられてよく見に行ったことが記憶にある。
その頃の映画といえばチャンバラ映画、、いまでいえば時代劇
ちゃんちゃんバラバラやるからそういう名前が付いたそうだ
「ほんとかいな?」
いや、なまじ嘘ではないようだ、ダジャレだよね、まったくなどと一人苦笑しながら書いている。
その頃は封切館と併映館ぞくに言う2番館。
他社の映画を混ぜて放映する映画館だ。
例えば松竹映画と東映映画。
昔といっても昭和で(私は戦後の生まれです(^0^)/)
映画配給会社は
東映
松竹
日活
東宝
新東宝
第2東映
それ以前はちょっとわからないけど弁士がセリフを読みながらのトーキーの時代はわかりりません。
徳川夢声というかたは有名な方でした。
チャップリンなんかはみなさんもご存知でしょう。
徳川夢声さんやチャップリンのことは後から書くとして
1960年代後半あたりから映画のジャンルが少しずつ変わってきて
大蔵映画や日活アクション映画が出てきた気がする。
そして独立系の映画がたくさん出てきた。
海外ではもう少し前からヌーベルバーグという映画の手法が盛んだった。
ゴダール、トリフォーなど新しい波を作って社会をザック掘り下げていくたくさん出ていた気がする。
新宿ATGやさそり座など懐かしい思い出がたくさんある。
アングラ系の狭い映画館でじっと画面を睨みながらみていたきがする。
当時、映画をたくさんただで見られないかと考えて映画館の掃除婦に応募して見事合格、、
毎日をアンパン2個買って一日中映画館をはしごしていた。
映画館の掃除婦は結構楽しくてほこりにまみれながら仕事をしていた気がする。
映画館は結構、音響がいいので同じ仕事仲間と掃除が終わったあと映画館を貸切で宴会を毎日のようにやっていた。
一升瓶とソーセージを一本ずつ配ってかじりながら将来のことやら映画のことやらを喋りながら語り明かし気がついたら夜明けの太陽が眩しかった記憶がある。
池袋にある文芸座という映画館の僕の担当は地下。
いまではスタイルは変わってしまってはいるものの配給する映画の系統は変わっていないようだ。
タイトルから話がそれてしまった。
ついつい書きながら自分の想い出に浸って自分で悦に入ってひとりで楽しんでしまった。
たまたま新聞を読んでいて是枝監督の記事が載っていて最近見た映画を思い出していて
「そうだ好きな映画のことを書こう!」
と思っただけなのだけど。
是枝裕和監督『万引き家族』
はすごくよかった。
樹木希林
安藤サクラ
松岡茉優
リリーフランキー
https://realsound.jp/movie/2018/06/post-204161.html
この映画の評価をしているサイトがあったのでリンクしてみた。
一人でじっと観るのが映画の醍醐味だと僕は思っている。
じっと密かに暮らす高層マンション群の中に埋もれてしまうほどの小さな家族空間。いま、流れている虚構という中の真実のカオス。
なぜか日本という国に対するアンチテーゼと思えてならない。
サブタイトルにある絆、、、
僕はこの言葉が大嫌いだけど。
連れてきたのか、ついてきたのかは定かではないが少女がかの家族に懐いて行く過程はよくわかるような気がする。
決して正しい行いをしている家族ではないが、いや家族ではないか、血が繋がっている人物は一人もいない。
一人で生きながら亡くなっていく淋しさを他人同士でも何かの繋がりを糧に寄り添って生きる、、
家族でもない6人の拠り所をうまく描いている作品だなあと思います。
是枝監督の中で一番心に響いた作品のような気がする。
カメラワークは決してエンターテイメント的なものではないが、監督の手法がこれ程までに映画を観るものに心染み込ませるのは、やはり、カットでつないでいくオーソドックスな手法、力量などなのだろう。
パルムドール受賞は分かるような気がします。
是非、機会があったら見に行ってみてください。
とりあえず一本いってみてください。